アイスクリームとソフトクリームの違い:所さんの目がテン【2017/07/23】

アイスクリームとソフトクリームって名前は似ていますが違いはあるのでしょうか?

材料の違い

それぞれの原料を見てみると、材料はほぼ同じ

乳製品や砂糖を混ぜたものです。

しかし、材料は同じでも二つには決定的な違いがありました。

温度の違い

アイスクリームとは「食べる温度帯」が違うので、ソフトクリームは、非常にやわらかい。

それぞれの温度を計ってみると、

アイスクリームは、マイナス15度

ソフトクリームは、マイナス5度

10度もの差がある理由とは?

ソフトクリームは、液状の材料をお店の機械で冷やし固めて作りたてを売っている。

一方のアイスクリームの作り方も同じ。

しかし、アイスクリームは流通のため、柔らかいクリームを容器などに詰めさらに低温で固めている。

つまり、できたてのアイスクリームがソフトクリームということです。

アイスクリームにはないソフトクリームの独特のやわらかさは、この温度の違いから生まれていたのです。

空気の量の違い

そしてもう一つ、2つには大きな違いがありました。

それは「空気の量」。

同じ量をそれぞれ溶かしてみると、

3時間後、解けた液が分離した。下には材料のミックス、上には泡、つまり空気が多く含まれている。

空気を多く含んでいたのはアイスクリームの方でした。

アイスクリームは低温で保存するため、空気がないと固くなってしまう。

低温で保存するとスプーンが入らなくなってしまうので、空気の量が多めになっていることが多い。

一方、ソフトクリームはマイナス5℃と温度が高いので、空気が少なくても柔らかくて食べやすいのです。

ソフトクリームの絞り口の形

ソフトクリームといえば、グルグル巻いていくあの形。

ちなみに、その絞り口を見てみると、星のような形になっています。

なぜあの形なのでしょうか?

試しに他の形でも作ってみると、四角と丸は形が悪く、三角はキレイだが見る角度でシルエットが変わってしまう。

さらに、絞り口の断面の形で曲がりやすさ(断面係数)がが違う。

断面係数が小さいと曲がりやすく、大きいと曲がりにくい。

ソフトクリームのように積み上げるということを考えると、

絞り口形が、丸の時は一点で接触するが、あのソフトクリームの形の場合は、たくさん接触するので積み上げやすいのです。

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